第786号 2018年1月12日

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◆邦┃楽┃の┃友┃メールマガジン      ◆2018年1月12日第786号◆
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今年もよろしくお願いします。

・・・‥‥…━━━━━━━━┃内┃容┃!┃━━━━━━━━………・・・
★おたすけ社鳥の話「推敲を重ねた挙句」(目次の1)
★文化庁芸術祭賞・端唄根岸会(目次の2)
★1月13日より1月28日までの演奏会(目次の3)
★「1月号目次785号」「1月のNHK785号」(目次の4)
★邦楽の友社 社告・広告一覧(目次の5)
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【重要無形文化財常磐津節を現代から次世代へ繋ぐ 第三回 研修成果発表会】
1月28日(日)1時半開演 2000円 紀尾井小ホール
「后の月酒宴島台・大森彦七・狐火の段」
浄瑠璃・常磐津美奈衛、常磐津小文字太夫、常磐津和洸太夫
三味線・常磐津文字絵、常磐津菊与志郎、岸澤式松
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1「おたすけ社鳥の邦楽ここだけの話」(768)
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推敲を重ねた挙句
(株)邦楽の友社 社長 守谷幸則
プログラムに主催者として一文を載せた。
「面白いことをやろう」
「楽しいことをやろう」
「振り返れば背中越しに道が見える」

「振り返れば」は「振り向けば」にしようか。
「道が見える」は「道がある」にしようか。
「背中越し」は少しくどいか、などと考えた。

振り向けば道がある。
振り向けば道が見える。
振り返れば道がある。
振り返れば道が見える。

推敲を始めるとかように難しい。
ま、最初の第一感でいいか。

邦楽の友社主催〜常磐津と小唄〜長生奈美弘リサイタル
1月24日(水)6時半開演 2500円
日本橋公会堂4Fホール(日本橋劇場)
第一部「新作小唄」糸・蓼胡宏
(朝顔市・粋な女の・酔うた酔うた・桜の花の咲くころは・君さりし)
「古典小唄」糸・長生真帆
(辰巳ゃよいとこ・切れてくんなますな・昔隅田・宵の口説・江戸さして)
「長生小唄」糸・長生松代
(磯の月・罰当り・水たまり・酒・長崎ぶらぶら)
第二部・常磐津「将門」(忍夜恋曲者)
浄瑠璃・岸澤佐紀、常磐津光勢太夫、常磐津千寿太夫。
三味線・岸澤式松。上調子・岸澤満佐志

解説 将門(忍夜恋曲者)
常磐津節とは、浄瑠璃を語る太夫と相方の三味線弾きで構成される。
初代常磐津文字太夫が豊後節より延享四年(一七四七年)創設した
語り物の浄瑠璃の一つである。江戸歌舞伎舞踊の伴奏である。
全体に重厚で素朴な味を特色とする。
三味線方は江戸時代を通して明治期に至るまで
岸澤式佐を家元とする岸澤派が主流となる。
代表作の一つが、将門です。
十一代家元岸澤式佐の先祖に当たる五世岸澤式佐の作曲です。
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2「リアルタイム情報」新着情報 並びに「投稿」ページ
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【ニュース・投稿 募集】
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冠婚葬祭、ちょっとした時事ネタなど、なんでもどうぞ。
<mag@hougaku.co.jp(35文字5行以内でお願い致します。)
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【平成29年度(第72回)文化庁芸術祭賞】
【音楽部門大賞】
●善養寺惠介「善養寺惠介尺八演奏会」の成果
歴史を尊重し,独自の工夫も交えて探究する姿勢が,
特徴の異なる4作品の個々の魅力を存分に引き出した。
全ての 演奏の根底には,尺八を通して自己に向き合った
虚無僧にも通じる深い精神性があり,その精神性が,
豊かな表現 力と高い技術力に結びついて,会場全体を包み込む
深淵な響きとなった。特筆に値する密度の濃い演奏会であった。
【舞踊部門優秀賞】
●西川充「第24回西川充 にしかわみつ りさいたる」の成果
西川充は,長唄「新曲浦島」と清元「顔見世芸者」という
曲趣の異なる二曲を踊り分け,実力を示した。
「新曲浦島」は端正で品格のある踊りにスケール感もあり,
顔見世見物に行く芸妓を歌舞伎の「吉田屋」などを織り込みながら綴った。
「顔見世芸者」は,扇を深編笠に見立てるなど振りのおもしろさを
自分のものにし,楽しい作品として踊りこなした。
【レコード部門大賞】
●一般社団法人 和傳社「冴 尺八 山本邦山〈音楽の軌跡〉」
2014年にこの世を去った山本邦山の膨大な録音をもとに,
「伝統」「革新」「創造」「軽妙」「歴程」の5つの視点から
幅広い活動の軌跡をたどる。傑出したテクニックと創造力で,
尺八の可能性を飛躍的に拡げた彼の演奏は,
今なお鮮烈な輝きを放っている。
深い敬意とともにその音楽を知悉したプロデューサーだからこそ
為し得た記念碑的作品として高く 評価できる。
【レコード部門優秀賞】
●キングレコード株式会社「この音とまれ! 時瀬 高等学校箏曲部」
高校の箏曲部を舞台とする漫画から生まれたもので,
若手実力者たちの演奏で原作に登場する楽曲を収録。
バーチャル世界と現実とが交錯する企画は興味深い。
作中から新たな創作曲が生まれ,演奏映像のネット配信を通して,
現役高校生の部活動を刺激している。
録音制作物の新たな価値の創出につながることに期待したい。
●公益社団法人 日本伝統文化振興財団「高橋翠秋胡弓の栞 月詠抄」
本CDは,本来が助奏楽器である胡弓の多様な表現力と魅力を,
三曲と歌舞伎音楽から作品を選んで紹介した力作である。
伝統的な作品に留まらず,尺八との二重奏や胡弓のみの三重奏といった
新しい合奏の試みにも挑戦している。
解説(英訳付き)は,最新の研究成果も反映し,
学術的にも信頼のおける胡弓と胡弓音楽の紹介となっている。
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1399911.html
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【第41回  端唄根岸会】
3月4日(日)開演12時半  入場無料 入間市産業文化センター
開幕は「さくら」と「お江戸日本橋」社中合奏で始まる。
そしておなじみの唄から、「梅は咲いたか」「夕ぐれ」「五万石」
「奴さん」「米山くずし」「八重一重」「秋の夜」「梅にも春」「花は青葉」
「御所車」「潮来出島」「初雪」「わがもの」「五月雨」など二十六番。
続いて三味線合奏五番。禮香社中初出演で「博多子守唄」の他「荒城の月」
男性合奏「黒田節」と「ダンチョネ節」、地元の入間教室は
「月琴節」「春雨」三味線は十四名が弾き、唄は禮知と禮寿が華を添える。
神保町から「十日戎」「浅草まいり」三味線は六名、唄は三名で演奏する。
ここで男性合唱「深川」「並木駒形」唄は禮隆・禮兵・石原盛夏・髙橋進・
中村正明・林弘二・松坂巧太・山口理・鈴木正文・衛藤吉昭・吉野晃司の
男性十一名の、圧巻で豪華な舞台をお見せしたい。三味線は家元を含め十四名。
今日の主役である新名取のお披露目の唄は、「紀伊の国」と「お相撲さん」
明治大学四年生の石原盛夏。ここから名取衆の演目。禮駒、「二上り新内」
禮香、「館山くずし」禮翠、「有明」禮寿、「上り下り」禮成、「柳の雨」
「なすとかぼちゃ」の二曲を。禮櫻、「めぐる日」禮兵、「鎌倉節」禮章、
「花は上野」禮隆、「文弥くずし」と「石川や」の二曲。こ蝶は情緒の名曲
「長崎」副家元の禮知は家元の糸で、「淀の川瀬」「相撲甚句」二曲歌う。
最後のトリは家元禮が「青いガス燈」「春風がそよ」三下りさわぎ入りで、
粋に江戸情緒たっぷりに歌う。終演十七時半予定。
賛助出演は藤本秀統。禮香社中。
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3「今週のおすすめ演奏会情報」
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│演奏会に行きませんか?│
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「メール」でいただければ無料掲載いたします。
(35文字4行以内でお願い致します。)mag@hougaku.co.jp>
状況により中止、延期の場合がありますので確認の上お出かけ下さい。
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1月13日(土)邦楽鑑賞会〜長唄の会
2時開演 4100円 国立小劇場
「外記猿」芳村伊四郎・稀音家祐介・望月彦十郎ほか
「楠公」杵屋東成・杵屋六三郎・藤舎呂船ほか
「紅葉詣」今藤美知・今藤長十郎ほか
「英執着獅子」東音宮田哲男・杵屋五三郎・堅田喜三久ほか
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1月14日(日)邦楽鑑賞会〜三曲の会
2時開演 4100円 国立小劇場
「乱輪舌」野坂操壽「鳥辺山」福田栄香
「千代の鶯」砂崎知子・菊原光治・三橋貴風
「さらし」萩岡松韻・富山清琴
「御山獅子」米川敏子・藤井泰和
「桜狩」山勢松韻・山勢麻衣子・奥山益勢・山登松和・善養寺惠介
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1月14日(日)第四回 弓弦葉(ゆづるは)の会
東西の女流浄瑠璃を聴く
1時開演 4000円 紀尾井小ホール
竹本越孝(浄瑠璃)鶴澤寛也(三味線)鶴澤津賀花(ツレ)
鶴賀伊勢吉(浄瑠璃)新内勝一朗、鶴賀伊勢一郎(三味線)
新内勝志壽、鶴賀伊勢幸(上調子)
新内「鳥辺山心中」義太夫「近頃河原の達引〜堀川猿廻しの段」
新内と義太夫で語る「十三夜」
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1月14日(日)竹枝会新年会
5時開宴 日本橋三越特別食堂パーティールーム
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1月17日(水)江戸小唄柳友会 水月ホテル鴎外荘
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1月17日(水)紀尾井午後の邦楽「花鳥風月」其の弐〜月
1時半・2千5百円 紀尾井小ホール
沢井忠夫「上弦の曲」ほか。
遠藤真理(チェロ)三浦友理枝(ピアノ)遠藤千晶(箏)田辺恵山(尺八)
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1月24日(水)邦楽の友社主催〜常磐津と小唄〜長生奈美弘リサイタル
6時半開演 2500円 日本橋公会堂4Fホール(日本橋劇場)
第一部「新作小唄」糸・蓼胡宏。
「古典小唄」糸・長生真帆。
「長生小唄」糸・長生松代。
第二部・常磐津「将門」(忍夜恋曲者)
浄瑠璃・岸澤佐紀、常磐津光勢太夫、常磐津千寿太夫。
三味線・岸澤式松。上調子・岸澤満佐志
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1月25日(木)江戸三味線音楽の変遷〜第七回美意識の発露
6時半開演 4000円 紀尾井小ホール
お話、長唄「あやめ浴衣」、清元「梅柳中宵月(十六夜)、
常磐津「勢獅子劇場花罾(勢獅子)」
杵屋巳津也、杵屋正一郎、杵屋佐喜(唄)、
杵屋裕光、今藤 政十郎、杵屋 裕太郎(三味線)、
清元延初磨、清元延明寿、清元延清恵(浄瑠璃)、
清元紫葉、清元梅弓(三味線)、清元延祐幸(上調子)、
常磐津和佐太夫、常磐津光勢太夫、常磐津和英太夫、常磐津松希太夫(浄瑠璃)
常磐津文字蔵、常磐津齋蔵(三味線)岸澤満佐志(上調子)竹内道敬(解説)
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1月28日(日)重要無形文化財常磐津節を現代から次世代へ繋ぐ
第三回 研修成果発表会
1時半開演 2000円 紀尾井小ホール
「后の月酒宴島台・大森彦七・狐火の段」
常磐津美奈衛、常磐津小文字太夫、常磐津和洸太夫
常磐津文字絵、常磐津菊与志郎、岸澤式松
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┃メ┃-┃ル┃マ┃ガ┃ジ┃ン┃★ ┣━┳━┳━┳━┳━┓
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宮下伸、3「端唄で遊ぶ」粋有芙、4「飛躍のとき」花季利恵、5「松戸
小うた」中條京子、6「新内の世界」富士松鶴千代、7「リュウの記憶」
宮下伸、8「古典の景色」山木七重、9「水晶の音」遠藤千晶、10「坂川
小うた」中條京子、11「風の盆に魅せられて」蓼胡珠己、12「江戸
小曲六歌仙」、13「古典のしおり」小野正志、14「聖なる息吹」外山香、
15「古典のしおり2」小野正志、16「祈り・縁・絆」小野正志、
17「古典のしおり3」小野正志、18「小野正志作品集」1・2】
お問い合わせ 03・5451・3068(企画部中村)
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平成30年5月28日(月)三越劇場
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★小唄鶴亀会★
平成30年2月26日(月)三越劇場
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